箱根駅伝2018学連選抜メンバーの選抜理由をわかりやすく説明
関東学生連合チーム(学連選抜)とは箱根駅伝の予選会で敗れた、つまり10位に入れなかった大学から特に成績優秀な選手を集めて選抜した1チームを言うのですが、今回は学連選抜とはそもそもどういうものなのか?そして箱根駅伝2018に選抜されたメンバーの紹介をしていきます。
箱根駅伝2018学連選抜メンバー
箱根駅伝2018、つまり第94回箱根駅伝を走る学連選抜メンバー16名の一覧は以下のようになっていますので、箱根駅伝を観戦する前に一度チェックしてみましょう。
近藤 秀一 東京大学 3年
長谷川 椿 専修大学 2年
中島 大就 明治大学 2年
田部 幹也 桜美林大学 3年
相馬 崇史 筑波大学 1年
根岸 佑太 慶応義塾大学 3年
金子 鷹 東京農業大学 3年
溜池 勇太 日本薬科大学 2年
矢澤 健太 芝浦工業大学 4年
宮田 僚 澪澤大学 2年
阿部 涼 日本大学 2年
田崎 聖良 亜細亜大学 2年
後藤 蓮也 平成国際大学 4年
田島 光 関東学院大学 3年
谷野 稜弥 流通経済大学 4年
川口 昂平 駿河台大学 4年
以上が選抜された16名になります。もちろん注目は”近藤 秀一選手”、何区で走るか?本選出場校に一矢報いることができるか?非常に楽しみな選手です。注目してみましょう。
ちなみに冒頭でも説明しましたが、上記の選手達は一体どういった基準や理由で選抜されたのか?その辺を詳しく簡単に掘り下げていきましょう。
箱根駅伝2018学連選抜とは?
学連選抜とは10月の箱駅伝の予選会で敗れた大学から成績が良かった選手を選抜し集めたチームです。TVではKGRP(関東学生陸上競技連盟のロゴ)のタスキをかけている選手が学連選抜の選手です。
詳しく言うと、箱根駅伝は本戦で10位以内に入った大学はシード権で翌年の箱根駅伝もそのまま出場できるのですが、シード校になれなかった大学は10月に行われる予選会で10位以内に入れると箱根駅伝に出場できます。
そのためシード権がない大学にとっては予選会で上位10位に入ることが箱根駅伝に出場できる最後の道なため非常に重要な戦いになります。しかし、戦いですから予選会で10位に入れなかった大学も当然存在します。このとき、10位圏外の大学から優秀な選手を集め1つのチームとして箱根駅伝を走れるのが学連選抜となります。ちなみに、関東学連選抜チームは関東学生連合チームに名前が変更されていますが、名残から学連選抜と言う方も多くいらっしゃいます。
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学連選抜に選ばれる条件を簡単に説明
この学連選抜メンバーになるにはいくつかの条件を満たす必要があります。主なものをあげてみましょう。
・予選会の個人成績が上位10位の選手が選抜される
・1校から1人名の選出
・外国人留学生は選出されない
・予選会に不出場の選手は選出されない
・チーム・個人ともに順位はつかない(つまり参考記録となり、オープン参加といいます)
そしてこの規定は少しずつ、内情にあわせてしばしば変更されるのですが、第94回大会、つまり2018箱根駅伝よりまたメンバー選出要件に変更がありました。
関東学生陸上競技連盟(http://www.kgrr.org/event/2017/kgrr/94hakone-ekiden/about-rengoteam.pdf)によると
・第94回大会より、単独校、関東学生連合チームでの出場に関わらず、本大会出走回数が1回を超えない選手を選出する。なお、この出走回数は第93回大会以前の全大会に適用する。
となりました。本戦で1回も走ったことがない選手が学連選抜に選ばれるということです。そうなると、高学年の選手は選出できない可能性が高いということになります。
2017/10/14(土)の予選会結果を経てのメンバー選抜になりますが、高学年のトップ選手が所属する大学が予選落ちになったとしても学連選抜には選ばれなくなります。しかし、「多くの大学、選手に出場機会を与える」ということに意義があるので致し方ないことなのでしょう。やはり選手達は学生なので、本戦という舞台を走る機会や学ぶ場を与えるといった趣向の元に作られた制度のようにも見えます。しかし、闘う場は箱根駅伝本戦なので選手達には母校チームで出場してるかのように本気で良い勝負をしてもらいたいと思います。
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